フリーランスとして働く道もある

テストエンジニアとは、様々なソフトウェアやシステムを開発する段階で、不具合がないかをテストする技術者である。現代ではあらゆるゲームアプリやソフトウェアを組み込んだ家電などが開発されているため、テストエンジニアはなくてはならない存在となっている。しかしテストエンジニアは定義が曖昧で歴史も浅いため、専門職として認識されていないのが現状である。

正社員よりも収入が上がる可能性があるため、フリーランスとして働くテストエンジニアも増えている。自分の生活スタイルに合わせて仕事ができるというのも大きなメリットだ。しかし現状は収入が不安定になりやすく、良い案件がなければそれだけ収入も減ってしまう。スマホゲームの動作確認を行う程度の仕事は単価が低くなる傾向があり、開発ドキュメントのような言語知識が求められる仕事であれば高単価になる。このようにテストエンジニアの仕事は範囲が広いため、案件によって収入が大きく変動する。収入の目安は月30万から50万とされている。

また、フリーランスのテストエンジニアとして活動するなら、保険や税金の管理も自分でやる必要がある。当然福利厚生もないので、体調を崩さないよう常に自己管理を徹底しなければならない。フリーランスは正社員として働くよりも自由度が高いがその分負担も大きいのだ。しかしIT関連の専門スキルを身に付け、その道のプロフェッショナルを目指せば十分活躍できるだろう。